喪中はがきの作り方
喪中のあいさつとは、喪に服しているので新年のご挨拶を失礼しますという意味で出すものです。正式には「年賀欠礼状」と言います。
決して、喪中はがきの相手方に、「喪中だからうちには出さないでね」という趣旨のものではありません。
自身の失礼をお詫びするものなので、相手に要求するものではないということを念頭に置いてください。
喪中はがきは自分で作ってもいいんです。
印刷を頼む方が多いですが、私も作りましたし、今年届いた喪中はがきにもご自分で印刷したものがありました。
つくり方は簡単です。
ネットで「喪中テンプレート 無料」で検索してみてください。
これをダウンロードして印刷するだけでいいんです。
喪中はがきの印刷では、文字の色は濃い目のグレーが基本ですが、テンプレートはすでにそうなっていますからそのまま使えます。
印刷するハガキは、おめでたい年賀はがきは使用できませんから、普通のハガキか白無地の私製はがきに印刷します。
急な不幸があったとしても、出す時期は12月上旬までと考えましょう。
暮れも押し詰まってから届いても相手方はどうしようもありませんし、却って気を遣わせては申し訳ないからです。
忙しい師走、そして新年を迎えようとしている年末に喪中はがきが届くのは気が利いたものではありません。
もちろん、不幸があった場合はこちらからは年賀状は出しません。
喪中はがきも年賀状も出せなかったときはどうするかと言えば、1月の松の内(おおむね1月7日)を過ぎてから寒中見舞いを出します。
その中で、年末に急な不幸があって年賀状を出せなかったことを一言詫びればいいのです。
そして、年賀状をいただいたことのお礼もあわせて書いておきます。
前にも書きましたが、喪中はがきの意味は、喪中の人が年賀状を出さない失礼をお詫びするものなのですから、年賀状が届くことは何の問題もありません。
喪中はがきには「弔事用85円普通切手・菊」を使うといいと思います。